2009年10月24日

インナーイヤー型Bluetoothヘッドセット Ubixon LUBIX NC1

LUBIX NC1を使い始めて、もうすぐ2年になる。
こんなに長い間、継続的に一つのヘッドフォンを使い続けることになるとは思わなかった。すごく愛着があるわけではないが、これに取って代われるほどの機種が登場していないのが大きい。つまり、結構よくできているのである。
今でもLUBIX NC1の情報を求めて本Blogにいらっしゃる方も多いので、今更ながらレビューしてみる。(注:以下の内容は2007年12月に購入した製品に基づいているので、現在販売されている製品とは異なる可能性がある)


パッケージ
さて、LUBIX NC1の開発・製造は韓国のUbixonという会社で、国内の販売代理店はブルーネクストジャパンのようだ。その割には、パッケージもマニュアルも完全に日本市場向けになっていて、日本製と見分けがつかない。

nc1_box.jpg

内容物は、
・製品本体
・交換用イヤーパッド(ゴム製、大と小の二種類)
・充電ケーブル
・説明書兼保証書
・補足説明用紙(NTTドコモおよびauの一部のBluetooth携帯電話での使用上の補足)
となっている。

本体色は黒と白の二種類が販売されている。

スタイル
本製品は、パッケージで「イヤホン一体型&ペンダントタイプ」とうたっている。
イヤホン一体型というのは、いわゆるインナーイヤー型(耳の奥に押し込むカナル型ではなく、耳の窪みにはめるタイプ)イヤホンに、Bluetoothの機構部がくっついている形である。イヤホン一体型というと、ネックバンドタイプやSony EricssonのHBH-IS800などがあるが、いずれもカナル型なので、インナーイヤー型のイヤホン一体型というのは珍しい。

nc1.jpg

ただし、インナーイヤー型はカナル型よりも耳への密着度が低く、あまり重いものを支えられない。LUBIX NC1では、イヤホン部にゴム製のカバーが付けられるようになっており、これがイヤホン部の直径を大きくし、かつ滑りにくくすることで、耳から滑り落ちないようになっている。
しかし、このゴムが耳の中を圧迫する装着感には慣れるまで結構かかった。
しかも、やはり固定は完全ではなくて、耳の皮膚が乾燥していたり、ゴムが汚れていたりすると、ポロっと外れたりする。イヤーパッドの大小を取り替えてみたり、百均で買ってきたイヤーパッドを重ねて付けてみたりと工夫してみたが、結局付属のイヤーパッドが一番固定できる気がしたので、そのまま使っている。圧迫感やゴムの触感には慣れてしまった。

個人的には、カナル型はタッチノイズと耳の異物感が苦手なので、インナーイヤー型のBluetoothは貴重である。

というわけで、装着したところはこんな感じ

nc1_set.jpg

ロゴが上下逆になるのは残念(ペンダント状態のときに正常に見えるようになっているらしい)。
単独で見たときは奇抜な形だが、装着してみると、そんなに変な感じに見えないと思うのだがどうだろうか。

ところで、「ペンダントタイプ」のことだが、これは左右のイヤホン部がマグネットでくっついて一体化し、左右の接続ケーブルがペンダントのひもの部分になる仕組みである。これはなかなか画期的であり、この製品の最大のオリジナリティである。ペンダントモードを解除しても首から落ちないように、ケーブル部分にジョイントが付いている。

しかし実のところ、使わないときは外してポケットに入れてしまうので、ペンダント化するのは収納時ぐらいである。そうすると、耳への装着時は、上述のジョイントの重みがプラプラと邪魔になったきたので、ジョイント部を切って外してしまった。今はケーブルを胸の方に垂らして装着している。

使いやすさ
一般的なBluetoothヘッドセットは、多機能ボタン(電源/通話切替)、音量、再生/停止、曲送り/戻し 等のボタンで構成されていることが多い。中には音量と再生/停止と曲送り/戻しが一つのジョグダイアルになっていて非常に使いづらい機種もある。
その点、LUBIX NC1は二つのジョグダイアル(曲再生/送り系と音量/通話系)と電源専用スイッチという構成で、多機能スイッチがほとんどないのは良い点である。しかし、肝心のジョグダイアルが同じ大きさ・同じ形なので、どちらがどちらの機能だったかを間違えやすい。一時停止させようとしてエフェクトを変えてしまったり、一時停止を解除しようとして電話発信してしまったりすることがたまにある。

電源のON/OFFが、電源スイッチ“長押し”ではなく、スライドスイッチなのは素晴らしい。長押しは手間も時間もかかり、咄嗟にOFFにできない。スライドスイッチはコストや耐久性の面でハードルが高いのかもしれないが、他の機種でもぜひ対応してもらいたいところである。

充電は付属のUSBケーブルで行うが、これは通常のminiB端子ではなく、独自のものだと思われる。このケーブルにUSB-ACアダプタを繋げても充電できた。
バッテリー持続時間は、スペック上は連続音楽再生で5時間となっており、実際にもそのぐらいもっている。

なお、LUBIX NC1はマルチペアリングに対応している。
PINコードは“0000”となっている。

音質
本Blogの過去のエントリーで、私が購入した全てのBluetooth機種を掲載しているが、それらの中でも最も音質が良いと思われる。高音でも低音でも音割れはなく、Bluetooth特有の音の歪みやテンポの異常もない。電波が飛び交う電気店の特定エリアでない限りは、音が途切れたことも無い。
音の特徴としては、一般的なインナーイヤー型の特徴と同じく、高音は抜けがいいが、低音はあまり響かない。
音の解像感は、Bluetoothによる再圧縮の限界はあるものの、結構良い方ではないかと思う。

遮音性は、カナル型はもちろん、一般的なインナーイヤー型に比べても多少低い。

LUBIX NC1には3Dサラウンドという機能があり、ノーマルに加え、4種類の音響効果を設定できる。以下、マニュアルの記載を写す。

(1) ノーマル
(2) [XOME] 心地よく楽しむ
(3) [LIVE] LIVEのような臨場感
(4) [WIDE] ボーカルを中心にしたパノラマサウンド
(5) [MEX] WIDEに豊かな低音域をプラス

3Dサラウンドを使用しても、音質はあまり劣化せず、音の広がりがかなり強調される。私は(4)か(5)をよく利用している。

最後に
おおっと、ちょっと張り切ったら結構な長文になってしまった。
冒頭に書いた通り、LUBIX NC1は2年近く買い替える気にならなかっただけのことはある秀作である。Bluetoothという無線イヤホンの特徴を存分に生かせるのはイヤホン一体型だと考えているが、実はあまり選択肢が無い。その中でも入手性、価格、機能、音質の面で最もバランスがとれているのはLUBIX NC1ではないだろうか。最近安くなっているのであればなおさらである。
このバランスの一部でも凌駕するものが発売されない限りは、私は本機種を使い続けるだろう。


posted by UMMO at 23:59| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | デジタル小物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

iPhone + Bluetoothヘッドフォン

本ブログを一年以上放置している間に、いくつかコメントをいただいていましたが、スパムフィルターの問題で通知メールが届かず、気が付きませんでした…コメントいただいた皆様には申し訳ないです。

さて、コメントでも検索ワードでも、やはりBluetooth関連でいらっしゃる方が多いので、今更ですがレビュー等、更新再開したいと思います。

ちなみに、現在のBluetooth環境はこんな感じです。

bluetooth091024.jpg

ポータブルオーディオはApple iPhone 3GS、iPod用BluetoothトランスミッタはSONY TMR-BT8iP、ヘッドフォンはUbixon LUBIX NC1とMOTOROLA S805という構成になりました。

TMR-BT8iPはまだ内蔵BluetoothでA2DPが使えなかった頃のiPhone 3Gのために購入し、その後内蔵A2DPが解禁になっても、音質の良さとAVRCPによる曲送りのために使用を続けています、

一年半前の前回の投稿から変わっていないのは、LUBIX NC1だけですね。
次回はLUBIX NC1のレビューを書きます。
posted by UMMO at 20:37| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | デジタル小物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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